PR

ライフ ライフ

学童保育の運営は順調 「学校より密接」懸念の声も 茨城

終日の学童保育では、学校よりも長時間の近距離接触があり、職員らは不安も口にしていた=2日午後、茨城県ひたちなか市
終日の学童保育では、学校よりも長時間の近距離接触があり、職員らは不安も口にしていた=2日午後、茨城県ひたちなか市

 新型コロナウイルス感染拡大を受けた政府の休校要請により、2日から茨城県内の各市町村の小中学校で順次臨時休校となった。学童保育では午前中から業務を始め、運営そのものに目立った混乱はなかったが、学校よりも児童らが密接に接触する機会が多く、集団感染のリスク軽減につながるのか疑問視する声も聞かれた。

 ひたちなか市の田彦小学校学童クラブではこの日、普段の約半分の56人が預けられた。嘱託やパートの職員13人が勤務しているが、いずれも午後からの勤務を前提で働いていたため、急なシフトの調整に苦労したという。

 春休みが近かったこともあり、朝から預かることに運営上の問題はなかった。ただ、学校と違って自由時間が長いため子供が密着して遊ぶ機会も多い。「集団感染を防ぐための休校が逆効果になるのでは」と不安を口にする職員もいた。

 小学3年の男子児童(9)は「6年生を送る会がなくなり残念。合奏でリコーダーを吹くはずだったのに」と残念がった。

 市内では2日、20校全ての公立小が休校となり、それぞれに併設された20の学童クラブと民間の11の学童クラブに計約1100人の児童が預けられた。

 3日から休校が始まる水戸市では、学童保育の整備を進める同市の高橋靖市長が2日の記者会見で、「『休校にします』と言いながら、『学校で預かります』という仕組みを作ることにジレンマを感じる」と述べていた。

 一方、県内の私立小学校で臨時休校に入ったところも。水戸市藤が原の「リリーベール小学校」(大久保博之校長)では、共働き家庭などの児童を早朝から夜間まで預かる学童保育を始めた。

 普段、平日の学童保育は午後4時から7時までだが、臨時休校中は夏休みなど長期休校期間と同じく、午前7時半から午後7時まで児童を預かることにした。この日登校したのは1年から6年までの約30人。自主学習の合間に講堂で縄跳びなどを楽しみながら一日を過ごした。

 リリーベール小では年度初めに学童保育希望者の受け付けを済ませており、今回の休校で大きな混乱はなかったという。

 それでも、大久保雄司副校長は「突然の休みで給食の手配が間に合わず、児童は各自が弁当持参。指導員についても自分の子供の世話があるので、確保が大変です」と現場の苦労を語っていた。(永井大輔、三浦薫)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ