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「クルーズ船と同じこと、高齢者施設で起こり得る」 乗船支援した和田耕治教授 集団感染で

 「クルーズ船で起きたことが今後、国内の高齢者施設で起こる可能性がある。施設内では一気に広がるリスクがあり、広がった場合、仮に100人感染したら約50人が発熱などの症状を呈し、施設での滞在が困難となり、その多くは入院する可能性がある。さらに5人は人工呼吸器が必要な重症となり死亡する恐れもある。担当する医療機関にとっては大きな負担になり、通常の医療が提供できなくなる」

 「現状、国内では一部地域で集団感染(クラスター)が発生している。地域において感染が広がれば、次第に若い人から重症化のリスクが高い高齢者へと広がり、さらには高齢者施設での集団感染も想定される」

 --今、大切なことは

 「健康な無症状の人からうつるところが新型コロナウイルス対策の難しいところだ。このようなウイルスはあまり例がない。国民一人一人が自覚を持って感染予防に取り組むことが重要だ。しかしながら、こうした状況は今後、年単位で続く可能性を想定した覚悟が必要である。多くの対策は、人々の関係を分断させることにもつながりかねない。団結して、恐る恐るでも日常を過ごせるように心がけたい」(長嶋雅子)

わだ・こうじ 昭和50年、北九州市出身。平成12年、産業医科大医学部卒。24年、北里大医学部公衆衛生学准教授、25年、国立国際医療研究センター国際医療協力局医師などを経て30年より現職。専門は公衆衛生、産業保健、健康危機管理。

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