PR

ライフ ライフ

一斉休校で先生ら苦悩 「1週間前に予告してくれれば」  

 3月3日から13日まで休校となる神奈川県綾瀬市立天台小学校では、教員28人のうち25人が休日出勤。休校前の最後の登校日となる2日に間に合うよう、家庭学習に使う漢字や算数のプリント教材や、生活リズムを守るのに役立てるチェックリストなどの準備にあたった。「児童には勉強と生活のリズムが崩れないように過ごしてもらいたい。できることは限られるが、休校中に担任から児童に電話で様子をうかがうことも検討している」(守矢徹校長)

 文科省は28日に発出した通知で、休校中の教員の服務について「在宅勤務や時差出勤を推進」するよう求めている。だが、前例のない事態だけに学校現場では、当分の間混乱が続きそうだ。

■「教員のフォローを」

 公立中で長い教員経験を持つ東京学芸大教職大学院の今井文男特命教授「今回のような事態に休校措置をとるのなら、一斉にやらないと効果的ではないので要請は理解できる。学習なども大事だが、健康が一番大切。てんびんにかけられるものではない。問題については事後に検証をすべきだ。ただ、休み期間中の成績評価や家庭学習の進め方に加え、児童生徒の健康管理の把握など、教員の業務負担がさらに重くなるのではないか。場合によっては外出している児童生徒がいないか見回りをする必要もあり、先生たちのフォローも忘れてはならない」

■「前向きな生活重要」

 千葉大教育学部教授で同学部付属中学校校長の藤川大祐氏「事態は深刻になっており、要請はやむを得ない。子供たちは卒業まで学校で過ごしたいとの気持ちがあり、学校側も授業数を勝手に減らすのは難しいので、今回のように『従うしかない』という形にならないと決断は大変だった。ただ、子供たちを休みの間、感染予防の観点からも、前向きな気持ちで生活してもらえるようにすることが重要だ。教員も前向きに生徒に接しないといけない。学校側が今回の措置を想定できるような予告めいたものがあってもよかった」

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ