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休校要請で現場は大混乱 「子供の居場所は」「部活休むしか」

■練習継続判断も

 一斉休校要請は、部活動関係者らにも活動継続か否かの難しい判断を迫っている。関東地方にあるバレーボール強豪校の私立高校の男性監督は「休校になったら、部活動も休むしかない。生徒の安全が最優先で仕方のないことだが、自宅待機をすることが本当に安全なのかは疑問が残る。検査自体が行き届いていない状態で、場当たり的な対応にも見える」と話した。

 一方、3月19日に開幕予定の選抜高校野球は、日本高校野球連盟が大会開催の可否を3月4日にも協議するが、出場校は、独自の判断で練習を継続する方針の高校が多い。宮城県仙台市の仙台育英高校は休校するが、野球部は通常通りの練習を継続するという。担当者は「県高野連から『練習中止』という指示が来ていないので、生徒の体調管理や衛生指導に気を付けつつ続ける」と話す。

 東京都世田谷区の国士舘高校は、2日以降も授業継続が決定されており、練習も通常通り行うという。

■「実家に預ける」

 ひとり親や共働きの家庭では、子供の居場所確保に頭を悩ませる。「休もうと思えば休めるが、職場への遠慮で難しい」と話すのは、徳島市の小学校に5年生の長男が通う団体職員の50代女性。「夫婦共働きなので、子供を家に1人で残すと不安だ」と胸の内を明かした。鹿児島市の女性会社員(45)も「まだ小学1年生なので留守番はできない。夫と交代で休むか、実家から祖父母に来てもらうか」と話した。

 小学2年の長女と、保育園児の長男を持つ東京都文京区の会社員女性(36)は、28日の夕方になってようやく小学校休校の3月2日以降も学童が開かれるとの連絡を受け、「学童が休みになるかとやきもきしていたので、ほっとした。子供を一人で留守番させることは危なくてできなかったので、とても心配だった」と話した。会社でしかできない仕事があるので休める日が限られており、学童が休みとなる可能性も踏まえ、昨日からママ友達と頻繁に情報交換していたという。「ママ友の中には子供を実家に預けることを検討している人もいた」

 3月2日から春休みまで休校とした埼玉県は28日、仕事を休めない保護者がいることを踏まえ、休校期間も日中、子供を学校施設で受け入れる方針だ。大阪府も幼稚園児や小学3年以下の低学年児童らが過ごせる場所を学校・園内に設けるよう各市町村や私立学校に要請。吉村洋文知事は28日、「仕事を休んだら生活できない人もいる。家庭の事情に配慮した対策を取らないといけない」と強調した。

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