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宿泊キャンセル続出…新型肺炎拡大で東北の観光にも打撃

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、多くの観光地を抱える東北地方では、宿泊客のキャンセルが相次ぐなど大きな打撃を受けている。新型肺炎による影響は東北各地でもしばらく続きそうだ。

 福島市の土湯(つちゆ)温泉観光協会が行った調査では、5月までの予約分のキャンセルが1千泊分を超えた。そのうち80%はタイや台湾などの外国人観光客で、感染を心配する日本の高齢者グループのキャンセルも目立つという。同協会では「(キャンセルは)やむを得ないが、積極的な情報公開などお客さんが安心できる対応が大切」としている。

 福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズでは今月22~24日の3連休中、日帰り客は順調に推移したが、宿泊予約はキャンセルが相次いでいる。春休みや卒業旅行シーズンを控えるだけに、広報担当者は「スタッフは出社時に検温、施設の清掃や消毒を徹底するなど、感染症対策は普段から講じている。早く収束してほしい」と訴えた。

 宮城県を代表する観光地の松島(松島町)では、遊覧船のキャンセルが出るなど影響が及んでいる。

 松島島巡り観光船企業組合によると、これまでに千人を超える乗船予約がキャンセルされたという。同組合では「今月に入りインバウンド(訪日外国人客)のキャンセルが増えたが、このところ国内の旅行客のキャンセルもじわじわと出てきた。春の観光シーズンを控えており、収束の兆しがみえてほしい」と切実だ。

 県によると、中国が1月下旬に海外への団体旅行を停止したことに伴い、2~3月に来県が見込まれていた中国からの団体客370人の宿泊予約がキャンセルになった。県アジアプロモーション課は「中国からの訪日旅行客の見通しが立たないため、中国へのプロモーションも難しい状況」としている。

 年間約100万人の観光客が訪れる青森県弘前市の観光施設「津軽藩ねぷた村」では、外国人観光客を中心に前年同期比で昨年12月は約5%、1月は約16%、2月は約30%減少したという。

 同市では4月に弘前さくらまつりを控えて客足への影響も懸念されており、中村元彦理事長は「神経をとがらせている。一日も早く収束することを願っている」と話した。

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