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新型肺炎、卒業式シーズンに暗い影 相次ぐ規模縮小 私立では中止も

 また山形大(山形市)は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、山形県内の3会場で3月17、20、25日に予定していた卒業式を中止すると発表。岩手県滝沢市の盛岡大も3月17日に同大短期大学部と合同で開催予定だった卒業式を中止する。東北芸術工科大(山形市)は3月20日に予定する卒業式を延期、9月をめどに卒業生を対象とした式典を開く。

 ただ現時点では、3月初旬に多くが卒業式を迎える高校を中心に、中止ではなく、規模を縮小して実行する予定のケースが目立つ。

 萩生田(はぎうだ)光一文部科学相は卒業式の開催に理解を示しており、今月21日の閣議後会見で「卒業式は学校生活を振り返りながら、新しい生活への動機づけとなるイベント」とし、一律に中止を求めない考えを示した。その後、スポーツ・文化関連イベントの中止や延期などを要請した26日の臨時会見でも、必要に応じて延期や規模縮小などの措置をとるよう求めるにとどめた。

 実際に感染者が出ている東京都や神奈川県では、都立学校や県立学校で保護者や来賓が参加せず、児童生徒や教職員のみで実施する方針を示した。式の時間短縮なども行う。

 「卒業式は就職する生徒にとっては学校生活最後の思い出になるし、誰にとってもかけがえのないイベント。何としてでも開いてやりたい」。こう胸の内を明かすのは岩手県教委の担当者だ。送辞担当の生徒らを除き、在校生の出席を原則認めないよう各県立高校に通知した。卒業生と後輩が別れを惜しむ機会を設けたかったが、現状を踏まえたぎりぎりの判断だった。

 ただ、萩生田氏は「今後さらに深刻な事態が生じれば改めて対応をとる」とも話すなど状況は予断を許さない。そのため、この担当者は「どのように事態が動くのかは、明日にならないと分からない」とした。

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