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「職権乱用」「ルール破った」 つくる会と文科省が応酬

会見で記者の質問に答える「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝副会長(左から2人目)。左端は高池勝彦会長=21日午後、東京・霞が関の文科省(酒巻俊介撮影)
会見で記者の質問に答える「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝副会長(左から2人目)。左端は高池勝彦会長=21日午後、東京・霞が関の文科省(酒巻俊介撮影)

 「教科書調査官による職権乱用だ」。来年度に採択される中学校の教科書検定(令和3年度使用)をめぐり、自由社版の「新しい歴史教科書」が文部科学省の検定で不合格になったことに対し、「新しい歴史教科書をつくる会」は21日、文部科学省の姿勢を批判し、関係者の処分を求めた。これに対し、文科省は「検定途中のことを外に出すこと自体がルール違反」と主張。双方ともに「違反」を主張する異例の展開となっている。

 「私たちの検定は(不合格通告を受けた)昨年12月25日で終わっており、(ルールは)適用されるべきでない」「不正をただすために検定内容を公表するのは当事者の義務とすら言える」。文科省内で21日に開かれたつくる会の記者会見。藤岡信勝副会長は、全ての検定結果が公表されるまでは内容を明らかにしないとする同省規則を承知の上で不合格通知を公表したことを、こう正当化した。

 同席した高池勝彦会長も「教科書調査官による職権乱用」「国家公務員法の規定にも反する」とし、関係者の処罰を求めた。

 一方、取材に応じた文科省の担当者は、同会からの反論書について「複数回審議した」と強調する。

 検定意見はすべて有識者の意向も入った妥当性のある判断だったとし、逆につくる会側が規則に反して結果を公表した事実を問題視。何らかの指導を検討する考えを示した。

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