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海外イベント一部中止や動画配信延期 群馬知事の海外戦略に影

群馬DCをアピールする山本一太知事(中央)。新型肺炎の拡大で客足が想定通り伸びるか不安視されている=13日、群馬県庁
群馬DCをアピールする山本一太知事(中央)。新型肺炎の拡大で客足が想定通り伸びるか不安視されている=13日、群馬県庁

 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が続く中、群馬県による香港での県産農畜産物PRイベントなどの一部中止や延期が余儀なくされる事態が生じている。新型肺炎は終息の兆しが見えておらず、アジアの成長の取り込みを図る山本一太知事の海外戦略に影を落としつつある。

 県は香港で29日まで農畜産物PRイベントを開催する予定だが、県職員による現地メディア向け説明会は安全性を考慮し、急遽(きゅうきょ)中止が決まった。

 農畜産物の輸出拡大を目指し、現地では当初の予定通りレストランでは上州牛などのメニューを提供している。しかし、「新型肺炎でムードが悪化し来店客も低調」(ぐんまブランド推進課)といい、PR効果は限定的となりそうだ。

 令和2年度は山本知事が自ら香港に出向くトップセールスを予定するが、「新型肺炎の流行が終息してからになる」(同)。山本知事が意欲を示す訪中時期にも影響しそうだ。

 中国人観光客向けの情報発信も修正を迫られている。中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」のスマートフォンアプリ内に群馬専用観光サイトを開設する時期を3月から「未定」に変更した。

 また、ネットテレビ「華人チャンネル」で群馬観光を呼びかける山本知事のインタビュー動画も今月中の配信を取りやめ、時期を再検討する。

 いずれも、中国で新型肺炎の流行が止まらない現時点では想定通りの効果が得られないと判断した。

 県内では4~6月、JRグループの大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」が予定される。中国など外国人の宿泊者数の目標は前年同期比21・6%増の9万人泊だが、新型肺炎の流行次第では「イベントごとに中止する可能性がある」(DC推進室)。目標達成が不透明な面もある。

 山本知事は19日の定例会見で、「新型コロナウイルスは正体が完全に分かっていない。いつ(状況が)回復するか、なかなか言えない」と述べ、引き続き楽観視できないとの考えを示した。

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