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クルーズ船乗客の早期下船検討 政府、関係省庁の空き施設活用 

大黒ふ頭に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。ベランダに出る乗客の姿も=10日午後、横浜市鶴見区(鴨川一也撮影)
大黒ふ頭に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。ベランダに出る乗客の姿も=10日午後、横浜市鶴見区(鴨川一也撮影)

 新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、政府が、感染の可能性が低い乗客らの早期下船を検討していることが10日、政府関係者への取材で分かった。陸上にある機能を備えた建物に移って経過観察期間を過ごしてもらう方針で、官公庁などが所有する建物を軸に、候補の選定を始めた。

 政府の対策本部は10日、関係省庁を通じて、首都圏にある研修所などで、乗客らを収容できる部屋数や期間などを照会。原則室内にとどまってもらうため、室内に風呂やトイレがあるかについても報告を求めた。各省庁が所管する独立行政法人や関係団体の施設も対象としており、経済団体にも保養所などの空きがないか確認するという。

 ダイヤモンド・プリンセスではこれまでに計130人以上の感染者が確認されているが、乗客乗員は約3600人おり、発熱の症状がなく、周囲に感染者がいないなど感染の可能性が低い乗客も一定程度いるとされる。乗客は60歳以上が約8割を占めており、政府は、密閉された船室での生活が長期化すれば、ストレスで体調が悪化するリスクが強まることなどを考慮したもようだ。

 政府は適切な施設が確保でき次第、乗客の移動を開始し、19日までの経過観察を過ごしてもらう方向で調整。ただ、中国・武漢からの帰国者がホテルでの相部屋を余儀なくされて混乱した経緯もあり、慎重に検討を進めている。

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