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囲碁4世代棋士が誕生 張栩元五冠の長女・心澄さん、13歳でプロに

プロ入りを決めた張心澄さん(中央)。父の張栩九段(左)と祖父の小林光一名誉棋聖に祝福された
プロ入りを決めた張心澄さん(中央)。父の張栩九段(左)と祖父の小林光一名誉棋聖に祝福された
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 囲碁界初の5冠保持者になった張栩(ちょう・う)九段(40)の長女、張心澄(こすみ)さん(13)が4月に日本棋院のプロ棋士となることが8日、決まった。同日が最終対局の女流棋士採用試験に勝利し、7勝1敗で1位になった。祖父の小林光一名誉棋聖(67)、曾祖父の木谷実九段とともに4世代プロの誕生だ。4代続く日本棋院所属のプロ棋士は初という。

■「本当にうれしい。成長していきたい」

 この日の対局後、心澄さんは「プロになることができ本当にうれしい。まだ今は弱い。囲碁を通じて成長していきたい」と語った。

 心澄さんは幼少のころから囲碁を始め、11歳だった平成29年10月に日本棋院の院生に。昨年の女流棋士採用試験では9人中7位だったが、今期は初戦から6連勝するなどしてプロ棋士の座を勝ち取った。

 父であり師匠の張栩九段は台湾出身で、平成6年入段。七大棋戦すべてを1度は制するグランドスラム達成など通算41期のタイトルを獲得した。母の小林泉美六段(42)は女流名人など女流タイトル10期の実績がある。泉美六段の父である光一名誉棋聖の獲得タイトル60期は歴代3位。光一氏の前妻、小林禮子七段(1939~96年)の父は多くの弟子を育成した木谷実九段(1909~75年)。一族の総タイトルは125期のサラブレッドだ。

■「いつか祖父・光一先生と対局を」

 張栩九段は「棋士の家系であることは、これまで何度も伝えてきた。まだ弱いが、いつか(祖父である)光一先生と対局できるまで力をつけてほしい」と期待を込めた。

 日本棋院所属の3世代棋士には河合菊二四段-河合哲之六段-河合将史五段と、小山鎮男(しずお)八段-小山竜吾六段・栄美六段-小山空也(くうや)四段の例がある。昨年4月に羽根彩夏初段(17)がプロ入りしたことで、父の羽根直樹碁聖(43)・母しげ子初段(46)、祖父の羽根泰正九段(75)と3世代いずれも現役棋士が誕生しており、張・小林一家は2例目。

 別組織である関西棋院に所属した棋士では関山盛利四段-関山利一九段-関山利夫九段-関山利道九段の4世代プロ棋士の例があるが、日本棋院によると、同院所属では初めてという。

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