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入試シーズン 新型肺炎対応に追われる大学 追試や検定料返還も

 11~14日に計約4万2千人が受験予定の近畿大(大阪府東大阪市)は、新型コロナウイルスに感染した受験生に限り、受験日を3月の後期日程に振り替える。新型インフルエンザが流行したことを受けた平成22年度入試にも同様の措置をとり、25人ほどが後期日程に振り替えた。担当者は「非常事態。受験生にとって人生がかかっているので、受験機会を確保したい」と話す。

 ただ、受験日が迫る中、こうした措置は難しいという大学も。大阪医科大(同府高槻市)の担当者は「本学では、入試問題をいくつも準備するのは難しい」と打ち明ける。学習院大(東京都)は、新型インフルエンザの流行を受けた22年度入試では追試験を実施したが、今回は見送った。担当者は「今回は入試が間近に迫り、公正な選抜のできる問題を新たに作成するのは不可能」と説明する。

 25日から2次試験が始まる国公立大も検討を始めた。大阪府立大(堺市)では文部科学省の通知を受けて緊急に会議を開き、試験監督のマスク着用励行や、試験会場への消毒薬の設置を決めた。追試験などその他の対応については協議を続けており、12日までにホームページで周知する予定だ。京都大(京都市)も対応を検討中といい、広報担当者は「今後、必要に応じて出願者向けにホームページで公開する」とした。

 予備校も、受験生への感染拡大を防ぐ対応を迫られている。九州や東京などで計約4千人の生徒を抱える北九州予備校(福岡県北九州市)は1日から、13の校舎と17の寮すべてでマスクを着用していない生徒や教職員の入館を禁じている。

 マスクを忘れてきた生徒がいれば受付で配布。大学の試験会場としてスペースを貸し出す際は、大学側の意向もくみながら受験生へのマスク配布を行う。担当者は「無症状の感染者も出ており、やれるだけのことはしなくては」と気を引き締める。マスクの数にはまだ余裕があるといい、「状況がはっきりせず不安だが、辛抱してやっていく」と話した。

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