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新型肺炎でクルーズ船の客室待機長期化…戸惑い広がる乗客

横浜・大黒ふ頭沖に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=5日午前9時31分
横浜・大黒ふ頭沖に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=5日午前9時31分

 乗船者10人から新型コロナウイルスの陽性反応が確認された横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では5日早朝、同日から14日間は船内にとどまるように求めるアナウンスが流れ、乗客には戸惑いが広がった。

 夫とともにツアーに参加した乗客の50代の女性によると、午前8時10分すぎの船内アナウンスで、乗船者10人から陽性反応者が出たことを告げられた上で「感染拡大を防ぐため、ご自身の客室に戻り、待機をしていただくようにお願いいたします」と自室での待機を要請された。

 その後、朝食をルームサービスで配るとの船内アナウンスがあった。しかし、なかなか届かないため、女性は客室のドアを開けて廊下を見渡すと、少し離れた場所に“見張り”とみられる乗員の男性が1人いて、身ぶり手ぶりで「顔を出さずに室内に戻ってほしい」と指示された。

 ドアを閉めてしばらくすると、廊下からは日本人の乗客同士が相談するような声が聞こえてきた。ただ船内は比較的静かで、乗客の間に大きな混乱はなさそうだという。

 大型客船とあって個室の客室内にはベッドやシャワーが備わり、電気も使える上、プライバシーが守られていて他人の目を気にする必要もない。女性は「今のところは強い不満はないが、旅行の日程分しか身の回り品を持っていないのが心配」と話した。また、乗客が多いだけにルームサービスでの食事の配膳が遅く、空腹を我慢するのがつらいと訴えた。

 船内から外部への電話は通じている。女性は2週間は戻れない自宅の防犯対策のため、郵便局と新聞販売店に不在期間の延長を電話で連絡。ただ、郵便局からは「本人が窓口に来て手続きをしてほしい」と求められたため、船内から出られない事情を説明した。その後、今月末まで延長するとの返事をもらえたという。

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