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スナックブーム再燃の前兆か 若者、女性客増で「スナッカー」「スナ女」も登場

スナックで会話やカラオケを楽しむ30代の男性客ら=1月6日午後、大阪市北区のスナック「堂島ジゴロ」
スナックで会話やカラオケを楽しむ30代の男性客ら=1月6日午後、大阪市北区のスナック「堂島ジゴロ」

 夜のネオン街に軒を連ねる「スナック」。中高年の男性が集うイメージを持たれがちだが、最近では20~30代の若者や女性の客が増えている。料金を低価格に設定したり、客同士の交流を促したりする若者向けの店も増加。スナック好きの常連「スナッカー」や女性愛好家「スナ女」といった造語も登場するほどだ。昭和から平成、令和に時代が変わり、改めて見直される魅力とは。(吉国在)

 大阪の繁華街・北新地にあるスナック「堂島ジゴロ」(大阪市北区)は、客の3分の1が20~30代。昨年末のある日の午後8時ごろも、かつてはやった歌謡曲が響く満席の店内は、ほぼ半数が若い世代だった。

 「社会人として必要な礼儀はスナックで学んだ。世代も職業も違う人と打ち解けられる空間はほかにない」。友人と訪れた大阪市城東区の男性会社員(31)はグラスを傾けながら、魅力を語る。

 スナックについて初めて記したとされる学術的研究書「日本の夜の公共圏」(白水社)によると、昭和39年の東京五輪に伴う風俗営業への取り締まり強化の対抗策として、規制対象の酒だけでなく軽食も提供する店が「スナックバー」と名乗り始めたのが起源。高度経済成長とともに二次会の場として定着し、バブル期には全国で20万軒以上に増加したが、全国カラオケ事業者協会の統計によると、最近は約15万軒にまで減った。

 こうした中で近年目立って増えてきたのが、若者と女性客だ。スナック事情に詳しいライターのカワノアユミさんは「若い女性がスナックで働くようになって、若いママが増えたので、若者や女子がカラオケやデートに利用しやすくなった」と説明する。

 同協会は初心者を呼び込もうと、2年前に検索サイト「スナックdeカラオケnavi」を立ち上げ、全国のスナック約2万軒を掲載。初来店に限り3千円で飲み放題になる仕組みで、衛星利用測位システム(GPS)をもとに近隣のスナックを表示する。直近のアクセス数のうち34歳以下は36・8%を占め、女性も31・8%に上る。

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