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新型肺炎 無症状感染者の把握困難 医療態勢の充実が課題

大阪市中央区の観光地周辺ではマスクを付けた観光客の姿が目立った=2日午前、大阪市中央区(渡辺恭晃撮影)
大阪市中央区の観光地周辺ではマスクを付けた観光客の姿が目立った=2日午前、大阪市中央区(渡辺恭晃撮影)

 新型コロナウイルスによる肺炎対策で、政府は「指定感染症」指定などの政令施行を1日に前倒しさせ、検査・入院に強制力を持たせたほか、中国湖北省からの外国人入国拒否など水際対策もレベルを上げた。中国・武漢市の邦人を帰国させるため、すでにチャーター便3便を派遣した。ただ、武漢からの帰国者を除けば、無症状の感染者がどれだけ広がっているか把握するのは困難な状態で、対策に限界があるのも事実。専門家からは、重症者抑制に重点を置く対策の必要性を指摘する声も上がる。

 「したたかなウイルス。症状が表れず、静かに感染させる可能性がある」。元世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局長の尾身茂氏は1月31日の会見で、新型コロナウイルスの不気味さをこう表現した。

 国内では30日以降、発熱などの症状がない人の感染報告が続くが、いずれも武漢市から政府派遣のチャーター機で帰国した人で、政府が「念のため」(厚生労働省)に帰国者に検査を受けてもらったことで発覚したもの。国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長の長谷川秀樹氏は「重症化した重症急性呼吸器症候群(SARS)と違い、新型肺炎は症状がなくてもウイルスを持ち、元気に街中を歩き回ってしまう人がいることも考えられる」と説明する。

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