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台湾、チャーター機の武漢派遣打診も 中国から回答なし

30日、台北の総統府で、記者会見する蔡英文総統(田中靖人撮影)
30日、台北の総統府で、記者会見する蔡英文総統(田中靖人撮影)

 【台北=田中靖人】台湾の蔡英文政権が、新型コロナウイルスによる肺炎が流行する中国湖北省武漢からの台湾人の救出に苦慮している。窓口機関を通じてチャーター機の派遣を打診しているが、中国側の同意が得られていない。蔡総統は30日、「相手方と意思疎通を図り、武漢に残った国民を連れて帰りたい」と協議を続ける意向を示した。

 台湾で対中政策を主管する大陸委員会によると、武漢には通常、企業関係者約2000人や留学生約500人が滞在しているが、現在は春節(旧正月)の帰省の影響で、短期出張者ら約400人が残っている。

 蔡政権は「台湾は中国の一部」などと中国が主張する「一つの中国」原則を認めておらず、当局間対話は途絶えている。大陸委員会によると、1月23~29日の台湾の春節休暇中、在留者から救助を求める電話が相次いだため、中国側に窓口機関の「海峡交流基金会」を通じてチャーター機の派遣を打診したが、回答が得られていないという。

 中国で対台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室は1月28日の声明で、前日に基金会から文書が届いたことを認めつつも、「台湾民衆の感染者はいない」と主張。「湖北省にいる台湾民衆は適切な対応を受けている」とするだけで、チャーター機の受け入れについては触れなかった。

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