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【ゴッホ展/作品連載(3)】「麦畑」圧倒的な生命力

フィンセント・ファン・ゴッホ《麦畑》 1888年6月 油彩・カンヴァス 50×61cm P.&N.デ・ブール財団(C)P.&N.de Boer Foundation
フィンセント・ファン・ゴッホ《麦畑》 1888年6月 油彩・カンヴァス 50×61cm P.&N.デ・ブール財団(C)P.&N.de Boer Foundation

 ゴッホはパリ生活が丸2年となるころ、南フランスのアルルへと向かった。その理由には諸説ある。

 ロートレックら画家仲間の影響、弟テオとの生活が難しくなったから、パリで崩した体調をもどすため、あこがれた日本のイメージを南仏に思い描いたから、などなど…。

 ともあれ、大都会のパリで、強いアブサンという酒におぼれ、チェーンスモーカーとなったゴッホは、そのころかなり健康を害していたようで、作品制作を第一に考え、転地療養を兼ねて移ったと考えるのが自然だろう。

 1888年初夏、その南仏アルルの満ちあふれる太陽光のなかで金色にまぶしく輝く麦が、ゴッホを魅了した。

 収穫期の小麦畑を、ゴッホはその6月の終わりに少なくとも10枚は描いたといわれる。これは、そのなかの1枚。画面の3分の2を占める麦は、圧倒的な生命力で見る者に迫る。

 「ゴッホ展」(産経新聞社など主催)は兵庫県立美術館で開催中。

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