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訪日客はSARS時の20倍だが…新型肺炎で百貨店に広がる不安

東武百貨店池袋本店では、マスクを着用した従業員もいた。マスクでの接客への理解を求めるポスターや消毒液も設置された=28日、東京都豊島区
東武百貨店池袋本店では、マスクを着用した従業員もいた。マスクでの接客への理解を求めるポスターや消毒液も設置された=28日、東京都豊島区

 新型コロナウイルスによる肺炎の世界的な感染拡大。日本でも発生源とされる中国・武漢からのツアー客を乗せた運転手の感染が確認されるなど懸念が広がる。中国人客の消費がかつてないほど膨らむ中、日本の百貨店業界では、中国の大型連休にあたる春節(旧正月)のかき入れ時の売り上げに影響が出ないか不安の声が漏れている。

 「影響を危惧しており、状況を注視したい」。東京・銀座などに店舗を構える松屋の担当者は、こう話す。三越伊勢丹ホールディングスの広報担当者も「問題が長期化すれば、(中国の)個人旅行客や日本人の来店にもブレーキがかかるでのではないかと心配だ」と訴える。

 中国人訪日客は、平成15年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の際も落ち込んだ。だが、その年間総数は昨年は約959万4千人と、SARS騒動時の15年(約44万8千人)と比べ、約21倍にも膨らんでおり、影響も大きくなっている。

 ただ、中国の団体海外旅行禁止措置の発動は27日のため、各百貨店によると、現時点で目立った中国人客の減少はみられないという。ただ、従業員がマスクするなどの対策をとる店も出ている。東京・池袋の東武百貨店池袋本店では「販売員がマスクを着用していることがございます」と理解を求める掲示が案内カウンターに設けられた。

 掲示のそばには消毒スプレーも。担当者は「健康と安全を考慮した。今後も状況を見ながら、必要な対策を進めていきたい」と話している。

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