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【がん電話相談から】Q:子宮頸部良性疾患、子宮全摘勧められたが

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手術か経過監察課は検査と自覚症状次第

 Q 40代の女性です。令和元年9月に膣(ちつ)から不正出血があり婦人科クリニックを受診したが、異常なし。10月に発熱、手足のしびれがあり、内科を受診。CT(コンピューター断層撮影)検査で「子宮に何かがある」と指摘。11月に総合病院婦人科で、造影MRI(磁気共鳴画像装置)やコルポスコピー(膣拡大鏡)検査の結果、子宮頸(けい)管の奥に腺腔(せんくう)の過剰発育を示す小嚢胞(のうほう)群を認めました。12月に診断のため子宮頸部円錐(えんすい)切除術を受けましたが、頸管奥には到達せず診断不能でした。MRI画像から、子宮頸部のLEGHと診断されました。

 A LEGHはまれな疾患です。正式名称は分葉状子宮頸管腺過形成です。子宮頸管の内頸部(子宮体部に近い部位)に小嚢胞が著明に集まって分葉状に見られるものです。LEGHはがんではなく、良性疾患ですが、一部のケースで小嚢胞に腺がんが認められることもあり、確定診断が難しいです。

 Q 私が受けた円錐切除術による診断はどうでしょうか。

 A 私たちの施設では通常、LEGH診断のためにこの手術は勧めていません。この手術で届く範囲は頸部手前の1・5センチほどですが、LEGHの中心は子宮体部に近い内頸部にあり、同手術ではそこまで届かないことが多いからです。

 Q それでは、どのように診断するのでしょうか。

 A 私たちは、MRI検査と細胞診、組織診を総合して診断します。

 細胞診は、子宮頸管に頸管ブラシを挿入して細胞を採取します。

 組織診は子宮頸管の内頸部にキューレットという器具を挿入して子宮頸管を4方向から掻爬(そうは=かき取ること)します。実臨床では、キューレットでの掻爬は頸管内腔に面した浅い部位しかできないので、頸管の深部の組織採取は難しい場合があります。

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