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「バナナ食べると感染」急速に広がる新型肺炎のデマ

 急速に感染が広がる新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、インターネット上では誤った情報や真偽が不確かな情報が飛び交っている。「患者が逃げた」などと不安をあおるような誤情報もあり、専門家は「確認が取れない情報は安易に広げないでほしい」と注意を促している。

 《(中国・上海の)虹橋(ホンチャオ)空港で隔離された人の搬送》。騒動後、カートに乗せられた人の様子を写した動画が23日ごろから、こうした短文とともにアップされた。

 虹橋空港では、そうした搬送例はなかったが、その後も動画は拡散。《別の空港だった》《(コロナウイルスとは関係のない)単なる芸能人の移動だった》などとする情報も加わり、混乱に拍車をかけた。

 23日夜には、武漢からの発熱症状のある乗客が関西国際空港の検疫検査を振り切って逃げた-とする嘘が広まり、空港側が火消しに回る騒動もあった。

 誤情報は、主に中国国内で大量に出回り、日本語に翻訳されて拡散されるケースが目立つ。《バナナを食べると感染する》《イチゴを食べると予防になる》《北京市内が封鎖された》。予防や感染拡大に関する誤情報も飛び交う。

 上海に住む日本人女性(32)は「恐怖心や面白半分で拡散されているものもあるとみられ、何が本当か分からない」と訴える。

 ネット上の誤情報は、これまでに災害時にも問題になった。東日本大震災(平成23年)では「外国人による犯罪が横行している」との誤情報が流れ、熊本地震(28年)の際は「動物園からライオンが逃げた」といった虚偽の投稿もあった。

 ネットメディアに詳しい法政大の藤代裕之准教授は「情報を取っても、すぐに信じず、いくつかの情報を見るなどして確認する必要がある。また、安易にシェアして自分がデマの発信者にならないようにすることも大事だ」と話している。

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