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和歌山市の断水中止、振り回された市民憤り

和歌山市が実施した応急給水も、断水取りやめで訪れる市民はまばら=市立大新小
和歌山市が実施した応急給水も、断水取りやめで訪れる市民はまばら=市立大新小

 和歌山市が実施3日前の16日に突然大規模断水を発表し、19日午後10時の開始予定時刻を過ぎても開始せず、最後には取りやめたことで、飲食店・スーパーや宿泊施設などは対応に追われ、市民も振り回された。

 ■飲食店・スーパー

 突然の断水発表で、休業を余儀なくされた飲食店が相次いだ。

 断水中の臨時休業を決めていた「炭火焼 カルビ一丁」(友田町)では、断水取りやめが決定した20日、一度は営業再開も考えたが「水道から濁り水が出る可能性がある」とする情報もあり、結局休業を余儀なくされた。

 阪本耕基店長は「もっと早く断水予定を発表してくれれば、予約も断らずに済んだのに…」と困惑ぎみに話した。

 スーパー「オークワ」では20日、断水地域周辺の店舗で大量の水を使う鮮魚の調理や総菜の販売を見送った。21日以降は、水質の安全を確認次第、順次再開するという。

 ■宿泊施設

 宿泊施設も翻弄された。

 当初断水の予定区域だった温泉旅館「花山温泉」(鳴神)では、期間中の予約客48組を全部断り、4日間の休業を決めていた。20日、断水が取りやめとなったが、すでに休業を見越して温泉設備の修繕工事を始めていたため、営業を断念。再開は最速でも22日になるといい、損失額は500万円以上と見込む。

 補償を受けられるか市側に問い合わせたが、「対象外です」と言われたという。西口正敏マネージャーは「はしごを外された気分だ。この怒りをどこに向ければいいのか…」と憤った。

 断水予定区域外だった、あるビジネスホテルでは断水を避ける市民からの予約が5、6件入っていたが、断水取りやめを受け、ほとんどがキャンセルに。従業員は「売り上げに響くのはもちろん、お客さまからキャンセル料をとるのが心苦しいです」と明かした。

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