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【書評】『プリンストン大学で文学/政治を語る バルガス=リョサ特別講義』

『プリンストン大学で文学/政治を語る バルガス=リョサ特別講義』マリオ・バルガス=リョサ著、立林良一訳(河出書房新社・3000円+税)
『プリンストン大学で文学/政治を語る バルガス=リョサ特別講義』マリオ・バルガス=リョサ著、立林良一訳(河出書房新社・3000円+税)

 現代ラテンアメリカ文学を牽引(けんいん)するペルー出身のノーベル賞作家が米の名門大学で行った特別講義を一冊にまとめた。政治的な要素を多く含む作品を取り上げ、着想のきっかけ、文学的技法、物語に込めた思想などが語られている。

 大統領選への出馬と敗北、独裁制を生み出すものへの考察…。対談形式の講義から、このリアリズム作家の創作観が浮かび上がる。<私は、現実世界から切り離された、完全に自己完結的な世界を作り出そうとしたことは一度もありません>。社会への関心と芸術への愛を併せ持つすべての人を刺激する深遠な言葉が詰まっている。(マリオ・バルガス=リョサ著、立林良一訳/河出書房新社・3000円+税)

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