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【編集者のおすすめ】『ヘミングウェイで学ぶ英文法2』倉林秀男、今村楯夫著

 ■事例豊富に含む「宝の山」

 ヘミングウェイの作品は、文学的な完成度の高さは言うまでもありませんが、文法を学習するための素材としても超一流です。ヘミングウェイの文体は「シンプル」で、装飾的な形容詞・副詞を多用していないのに「深み」があります。実は、この深みを醸し出しているのが、「文法」的な工夫なのです。

 本書は、英語力の土台となる実用的な「英文法力」を鍛えるために書かれました。それを実現するために、文学を楽しみながら英文法の知識を自然に深められるように構成されています。「英文法」と銘打っていますが、いわゆる「英文法書」ではありません。また、単なる「対訳本」や「注釈付き読本」でもありません。本書の場合、読むことは学習の「手段」であり、「目的」ではないのです。

 名作として読み継がれている文学作品は、希代の名作家たちが魂を込めて書き上げたものばかり。私たちはそこからたくさんのことを学べます。「文法」もその一つ。文学は、手本にすべき素晴らしい文法事例を豊富に含む「宝の山」です。それを語学学習に生かさない手はありません。

 英語教育の「四技能化」が喧伝(けんでん)される中、旧来重視されていた「英文法」や「英文読解」といった「骨太」なものが軽視されています。英語の学習における本当に大切なことが蔑(ないがし)ろにされている-その思いを禁じ得ません。

 「文学で文法」、この古くて新しい学習法は、高校生から社会人まで、あらゆる学習者に絶対の自信を持ってお薦めできます。(アスク出版・2000円+税)

 アスク出版編集部 森田修

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