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【阪神大震災25年】生き残った だから詠む 89歳の被災歌人、最後の個展

 震災6年となった13年には自身の体験や歌を記した「生きてあれば」を発刊。節目には個展を開き、これまで詠んだ震災短歌は千以上にのぼる。だが、数年前から視力が悪化。間もなく90歳を迎えるのを前に「これが最後」と今回の個展開催を決めた。

 この25年を思い返しながら準備を進めると、心に次々に歌が浮かんできた。それをルーペを使って紙に書きとめ、壁に掲げていった。

 《震災忌あかさたなと短歌(うた)展示 卒寿の姥(うば)の祈りです

 《不自由な視力なれどもようやった 生命(いのち)あっての短歌展です

 「創造とは、命のほとばしり」。言葉でつむぎ続けたのは、震災を生き残った1人の被災者としての軌跡だ。

 「何かができるということは、大いなることだと思って感謝しています。だって生きているんだから」。そうほほえんだ。

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