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【脳を知る】「めまい・ふらつき」高齢者に多い理由

 しかし、高齢者の特徴はこのような原因がはっきりしているめまいよりも、加齢に伴う多くの問題点が複雑に関与して起こるめまいが多いことです。

 加齢に伴う「感覚器」の問題点は前庭神経や視力、聴力などの機能が低下すること、「効果器」の問題点は下肢の関節の変形や筋力の低下などが挙げられます。

 精神の問題点としての老年期うつ、不安神経症、認知機能低下などもめまいと関連があります。また多種類の薬剤服用による副作用や、血圧低下や自律神経の変調にともなう起立性低血圧なども重要な問題点です。

 これらの問題点はいずれもめまいの原因になる可能性があるので高齢者にはめまいが多く、しかも約40%が原因不明か複数の原因が関与しており、特定が困難ということになります。

 めまいに神経症状を伴うなら、脳神経外科を受診してください。また多薬剤服用や薬の副作用は主治医に相談しましょう。しかし幸いにもほとんどのめまいは「悪性」ではありません。めまいには加齢に伴う多くの問題点が関与している、ということを理解して、まずは過剰に恐れないようにしましょう。

(済生会和歌山病院副院長兼脳神経外科部長 小倉光博)

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