PR

ライフ ライフ

【がん電話相談から】Q:卵巣がん再発、分子標的薬を使いたいが…

 Q コンピューター断層撮影(CT)検査では腹膜播種(はしゅ)は縮小したと言われました。

 A それはいい材料ですね。腹膜播種の縮小をもってTC療法が有効であると判断できるかもしれません。そのこととリムパーザを希望している旨を主治医に改めて相談するとよいでしょう。

 Q はい、分かりました。ただ、それでも、リムパーザの条件に該当しないと言われたら、どのような治療の選択肢がありますか。

 A その場合はもう一つの分子標的薬、アバスチンが使える可能性があります。この薬剤は血管内皮細胞を攻撃することで、腫瘍血管を障害し、結果としてがんの発育に必要な栄養の供給を抑制するものです。抗がん剤と併用することで治療効果を高めることが期待されています。

 Q どのような抗がん剤ですか。

 A ドキシル、ジェムザール、ハイカムチンなどの単剤の抗がん剤とアバスチンの併用を試みたらいかがでしょう。(構成 大家俊夫)

 回答には、がん研有明病院の瀧澤憲医師(婦人科前部長)が当たりました。専門医やカウンセラーによる「がん電話相談」(がん研究会、アフラック、産経新聞社の協力)は月~木曜日(祝日除く)午前11時~午後3時に受け付けます。03・5531・0110、無料。個人情報を厳守します。相談内容が本欄やデジタル版に匿名で掲載されることがあります。

■遺伝子検査は専門医の指導下で適切に

 卵巣がんで分子標的薬リムパーザの使用条件の一つとなっている、がん抑制遺伝子BRCA1または2の検査は、すべての患者が公的保険で受けることはできない。

 瀧澤医師によると、同検査が保険適用の対象となるのは卵巣がんの進行期III期かIV期で、寛解導入化学療法(TC療法)をしている場合だ。保険適用で3割負担なら、自己負担は約6万円になるという。しかし、進行期I期、II期や、相談者のように初回治療後に再発した場合などは、現状では保険適用になっていない。

 遺伝子検査を希望する場合は「遺伝学の専門医やカウンセラーの指導の下に慎重に行うのが望ましい」と瀧澤医師は呼びかけている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ