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【AYA世代の日々 がんとともに生きる】(8)元SKE48 矢方美紀さん 診断後も「声優の夢」追いかけ

元SKE48の矢方美紀さん(宮崎瑞穂撮影)
元SKE48の矢方美紀さん(宮崎瑞穂撮影)

 15~39歳頃までの思春期と若年成人(Adolescent and Young Adult)を指すAYA世代。この世代のがん患者には進学、就職、結婚、子育てなど中高年とは違った課題が存在する。彼らは何を悩み、どう生きているのか。25歳で乳がんと診断されたアイドルグループSKE48の元メンバー、矢方美紀さん(27)に聞き、今日と20日に紹介する。(油原聡子)

 乳がんと診断されてから2年になります。一昨年は手術や抗がん剤、放射線と大きな治療をしたし、検査もたくさんあったので頻繁に病院に通いました。今はホルモン治療を継続中ですが、1日中病院で検査をするような日は減ったので、仕事に集中できる日が増えました。

 〈乳がんに気づいたのは平成29年12月。SKE48を卒業後、夢だった声優の道を歩き始めたときだった〉

 普段からニュースをよく見ているんですが、(フリーアナウンサーの)小林麻央さんの乳がんの報道が目に入ったんです。20代で病気になるわけはないと考えていたけれど、乳がん検診の対象年齢ではなかったので自分でやってみることにしたんです。

 セルフチェックをしたら、左胸にしこりを見つけました。痛みもなく、「かたいな」と感じたくらい。検査を受けると、左乳房に乳がんが見つかりました。(がんの進行度を示す)ステージはI。詳しく調べたら、ステージIIBと診断されました。

治療と仕事両立

 乳がんの告知を受けて、まず「死んでしまうんじゃないか」ということが頭に浮かびました。乳がんの生存率は高いですが、私は可能性が低い方に入って、死んでしまうかもしれない。

 〈国立がん研究センターによると、平成22~23年にがんと診断された患者の5年後の生存率は、乳がんでは92・2%だ〉

 仕事についても不安しかなかったです。治療との両立は精神的に負担が大きいし、芸能界も辞めてしまおうと思い詰めました。

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