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【入試最前線】2020(2)私大では全入学者の半数…増えるAO・推薦入試

大学入試ではAO・推薦入試が増えている
大学入試ではAO・推薦入試が増えている

 近年、大学入試で一般枠に迫る勢いで増えているのが、AO・推薦枠だ。私立大だけでなく、国公立大でも一般枠をAO・推薦入試に振り替える動きが顕著になっている。だが、来年度以降は制度や入試の時期が変わるので注意が必要だ。

「今後も増える」

 河合塾によると、昨年の大学入学者のうち、私立大で全入学者の半数、国公立でも5分の1がAO・推薦入試で入学した。文部科学省は多様な入試を推奨しており、国立大学協会も、令和3年度までにAO・推薦などによる入学者を定員の30%にするとの目標を掲げている。河合塾教育情報部統括チーフの亀井俊輔さんは「今後も増えていく」と予測する。

 AO・推薦入試には、学生、大学双方にメリットがある。学生にとっては、志望する大学や学部への受験機会が増え、一般入試よりも早く結果が出ることもありがたい。一方、大学側は、一般入試よりも早く定員をある程度確保することができる。

■来年は学力テストも

 ただ、来年以降は大学入試改革で、AO・推薦入試も大きく変わる予定だ。

 まずAO入試だが、呼び名が「総合型選抜」に変わる。これまでは、調査書や入学希望理由書、活動報告書や面接などがメインで、学力テストは課されない場合もあった。だが、来年以降は大学入学共通テストや大学の個別のテスト、外部の資格検定試験など、何らかの学力テストが必須になる。

 推薦入試も呼び名が「学校推薦型選抜」に変わる。同じく学力テストが必須となる。

 さらに注意が必要なのは来年以降、出願や合格発表の時期が遅くなることだ。亀井さんは「不合格だったときのデメリットは大きくなる」と指摘する。

■志望を明確に

 総合型選抜の出願は9月以降(現在は8月)、合格発表は11月以降(現在は規定なし)に。学校推薦型選抜の出願は現在と同じ11月以降だが、合格発表は12月以降になる。合格する予定が不合格だった場合、気持ちを切り替えて一般入試に臨むには、遅いタイミングといえる。

 亀井さんは「どの大学、学部に行きたいかを明確にした上で、総合型選抜や学校推薦型選抜を検討するのがよい」とアドバイス。総合型選抜なら、大学が公表しているアドミッション・ポリシー(大学の求める学生像)に自分が合致しているかどうかを見極めることがまず、スタートラインになるとしている。   =(3)に続く

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