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【話の肖像画】福岡ソフトバンクホークス球団会長・王貞治(79)(8) 投手失格…苦悩の3年間

 《2年目の奮起の陰には“運”もあった》

 1年目を終えた後、早大から木次文夫さんが入団した。即戦力といわれた大型一塁手だった。この人には不運だったが、僕にとっては幸運だった。木次さんは松商学園高(長野)から早大受験するときに受験票を忘れ、一浪して早大に入った。もし正規に入っていれば、僕と同じ年にプロ入りとなる。巨人がどっちを取っていたかわからないですが、僕は1年間、だめなりにプロでやってきた。そこに木次さんが入ってきた。「負けちゃあいられない」と思って刺激を受けたし、奮起しました。そして2年目は130試合全試合出場で打率2割7分(セ・リーグ打撃10位)、17本塁打、71打点の成績を残しました。

 僕の1年目、仮に一緒に入団していたら、大卒の木次さんの方が試合に多く出ていたでしょう。そういう意味でも運が良かったと思っていますね。でも3年目は打率2割5分3厘、13本塁打、53打点と逆戻りで、「二本足打法の不安定さ」が明らかになりました。(聞き手 清水満)

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