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【正論2月号】花盛りの保守系ネット番組 「品位」欠けば生き残れない ITジャーナリスト 宮脇睦

 ※この記事は、月刊「正論2月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

 「テレビを見なくなった」という人が、「保守系ネット番組(以下、保守系番組)」に流れてきています。いわゆる「マスコミ」に地殻変動が起こっています。それは左派が叫ぶ「右傾化」などではなく、日本の「正常化」だと私は評価しています。

 事件や騒動が起きたとき、その分野の専門家の解説を、ツイッターやブログを通じて、一般市民でも知ることができます。官公庁の大半はサイトで最新情報と、各種議事録を発信しています。ネットで閲覧できる専門書も多く、職位職歴、地位や立場に関係がなく、好奇心というエネルギーさえあれば、誰でも「識る」ことができ、同時に「発信」することができる時代になりました。

 ネット空間に発信された情報は、半永久的に保存され、たやすく引用ができます。ウソやデマは一日ほどの歴史の審判にも耐えられず、その場限りの発言は、丁寧に事実をもって批判されます。そこから、現代日本の最先端の「言論」は「保守系番組」にあるといっても過言ではないでしょう。

 むろん、話し言葉と書き言葉の違いがあり、思考を一つの様式でまとめる「文章」の良さを否定するものではなく、私自身がいまでも「活字中毒」だと告白しておきます。しかし、その文章は紙に限らず、ツイッターでもブログでも同じ効果を期待できます。つまり「媒体」のネットへの置換が起こっているということで、もはや「テレビを見なくなった」というより、テレビという存在そのものの必要性が問われているのです。

 そこで、本稿では「保守系番組」とはどういうものか、果たしてリスクはないのか、未来は、と網羅的に「地殻変動」の最前線の舞台裏も含めて紹介します。これらの番組には世界基準でみれば「リベラル」の人も数多く出演しているので、本稿における「保守」とは「理性的な愛国者」と定義しておきます。

人気を集める四つの理由

 代表的な保守系番組としては「チャンネル桜」「言論テレビ」「真相深入り!虎ノ門ニュース(以下、虎ノ門ニュース)」「文化人放送局」などが挙げられます。

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