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【話の肖像画】福岡ソフトバンクホークス球団会長・王貞治(79)(4)父から学んだ国を思う心

 自分だけで偉くなった、自分だけで大きくなったという感覚ではなく、そこには国に守られているという意識が多少なりともあっていいと思う。たまには国と自分の関係をおおらかな気持ちで、礼節をもって考えてみてもいいのではないかな。どこの国であれ、人間の国を愛するという気持ちには変わりない。よその国とのかかわり合いの中で、どう生きるかが大切だと思っている。この思いは全て父の教えです。いまも変わらないし、むしろ年を重ねるうちに強くなっています。

 《昨年のラグビー・ワールドカップ(W杯)で日本は初のベスト8へ進出。スタンドでは観衆が起立して国歌を斉唱していた。流行語大賞になった「ワンチーム」のごとく日本は一つになった》

 ラグビーW杯は盛り上がりました。WBCのときもそうだったのですが、スポーツには国が一つになるという力がある。最初の頃と違って、JAPANのユニホームを着たい、それで戦いたいと思っている選手も増えてきました。素晴らしいことだと思います。だからプロ野球だって毎試合国歌斉唱をやればいいと思う。これは理屈ではない。国歌を歌って正々堂々、力一杯やるぞ、でいいじゃあないですか。そういう純粋な気持ちになれるのがスポーツの良さなんです。そういう意味では、さまざまなスポーツが集結する五輪はとても楽しみです。(聞き手 清水満)

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