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【話の肖像画】福岡ソフトバンクホークス球団会長・王貞治(79)(3) 56年前と違う「東京五輪」

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昭和39年の東京五輪でサッカー「日本対ガーナ」戦を長嶋茂雄さん(左)と観戦する
昭和39年の東京五輪でサッカー「日本対ガーナ」戦を長嶋茂雄さん(左)と観戦する

 《東京五輪では2008年の北京五輪以来、野球とソフトボールが復活する》

 僕らの現役時代は、大リーグのチームが日本にやってくると、そのすごさに仰ぎ見るような時代だった。でも、今は堂々と五分と五分で戦うという態勢になっている。昨年11月に開催された野球の国際大会「プレミア12」(世界ランキング上位12カ国)でも現実に勝っている。台湾で予選をやり、決勝トーナメント会場は日本だった。地元開催というプレッシャーの中、決勝戦では韓国と戦って優勝した。これはすごいことです。選手、監督、コーチたちの自信につながったと思う。今後、野球王国アメリカだろうが、相手がどこであろうが、対等にやれる自信がついたはずです。この優勝は五輪に向けて精神的にも大きい。地元開催はプレッシャーがかかる。でももう実績をつくったんですから、必ずやってくれるでしょう。

 《国際試合は“国を背負って戦う”。33競技339種目で開催される今年の五輪はその最高の舞台だ》

 日本は今、スポーツ界全体が世界的、国際的な環境になっている。だから今回、五輪に出場する選手も世界との距離をあまり感じていないですね。卓球でもバドミントンでも、昔と違って世界大会で簡単にメダルを取っています。女子ソフトボールも北京五輪(2008年)で金メダル、サッカー女子もワールドカップ(11年)で優勝、陸上だってシドニー五輪(00年)で女子マラソンの高橋尚子さんが優勝し、アテネ五輪(04年)では野口みずきさんでしょ。男子も400メートルリレーは北京五輪で銅メダル(後にジャマイカが失格で銀)、リオデジャネイロ五輪(16年)では米国に先着して銀…。今回の東京五輪では、男子100メートルでサニブラウン、桐生祥秀らは入賞(8位以内)も期待できる時代になった。

 《昭和39(1964)年の東京大会では市川崑監督の記録映画『東京オリンピック』の開会式のシーンで、長嶋茂雄さんとともにスタンドにいる王さんの映像が残っている》

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