PR

ライフ ライフ

【夜間中学はいま】(21)増える外国人生徒 日本社会の縮図

日本語学級の授業を受ける外国人の生徒たち=東京都葛飾区の区立双葉中(佐藤徳昭撮影)
日本語学級の授業を受ける外国人の生徒たち=東京都葛飾区の区立双葉中(佐藤徳昭撮影)

 「今の夜間中学は『日本語学校』になっていないか」。かつて夜間中学で教員をしていたという男性から、取材班にこんな声が寄せられた。確かに外国籍の生徒は増え続けており、現在では全体の約8割を占める。中には、在籍者の9割を超す学校もある。これは、母国でも教育を十分に受けられず、日本語がわからないまま暮らしている外国人が増えていることを物語っているのだろうか。

■定住志向

 12月上旬、東京都葛飾区立双葉中学校夜間学級の日本語学級で動詞の活用の授業が行われていた。

 ネパール人ら3人の生徒に、日本語指導歴10年以上の大橋正男先生(65)が「読む」という動詞の活用について問いかけると、生徒たちはつまりながら答えた。大橋先生は「動詞の変化は外国人には難しいようです」と話す。

 外国人生徒の増加を受けて、日本語能力が不十分な生徒のために設けられた日本語学級は、都内8校の夜間中学のうち5校にある。同校では生徒33人のうち28人が外国人で、週20時間のうち15時間を日本語、漢字、会話の学習にあてている。

 生徒の日本語レベルはバラバラで、初心者クラスで半年ほど学習した後、次のクラスでさらに学びを深める。その後、通常学級へと進み、数学や社会などの主要教科を勉強するという流れが一般的だ。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ