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吉備真備の筆跡か 中国留学中の墓誌発見

吉備真備の筆跡とみられる墓誌の拓本の一部分(深セン望野博物館所蔵・共同)
吉備真備の筆跡とみられる墓誌の拓本の一部分(深セン望野博物館所蔵・共同)

 奈良時代の高級官僚で遣唐使として唐に渡った吉備真備が書いたとみられる墓誌が中国で発見されたことが26日、分かった。研究に携わった専門家が明らかにした。吉備真備が書いた文字は日本でも見つかっておらず、専門家は本人の書体や留学中の生活の一端を知る貴重な資料だと評価している。

 明治大学東アジア石刻文物研究所の気賀沢保規所長によると、広東省にある「深セン望野博物館」が2013年に入手した唐の官僚の墓石に刻まれた墓誌を分析したところ、末尾に「日本国朝臣備書」と書かれていた。吉備真備のことを指すとみられるという。

 気賀沢所長によると、328文字の墓誌は河南省洛陽で見つかった。気賀沢所長は「本物の可能性が高い」と話した。

 吉備真備は717年に阿倍仲麻呂らと一緒に唐に留学。帰国後、再び唐に渡った。(共同)

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