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【ビジネスパーソンの必読書】

 本連載は今回が第50回。5年で150冊の本を紹介したことになる。1冊でも1行でも皆さんの心に残っていればうれしいかぎりだ。良き2020年を-。(情報工場「SERENDIP」編集部

◆当事者活動が有効

 □『中高年ひきこもり-社会問題を背負わされた人たち-』藤田孝典著(扶桑社新書・900円+税)

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 他人との接触を極力断ち、「ひきこもり」状態になる中高年が増えている。内閣府の調査によると、40歳から64歳までのひきこもりの人たちは推計値で60万人以上。深刻な社会問題といえる「中高年ひきこもり」のリアルな実態と対策を論じたのが本書だ。

 中高年ひきこもりの要因には、精神疾患などの個人的な問題だけでなく、職場のいじめやパワハラなど、社会的あるいは社会関係によるものも少なくない。居場所がなくなり、やむなくひきこもる。

 対策として、対象者を就労など望ましい姿に向けようとする「支援」よりも「当事者活動」が有効だと著者。当事者同士が交流し情報を分かちあい、自分らしい生き方を見つけるための活動であり、実際に当事者会も各地に存在する。

 「よくわからないダメな人たち」と排除するのではなく「自分もそうなるかもしれない」と考える人が増えれば、解決への土壌ならしができるのではないか。

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