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今年の一皿「タピオカ」 古くて新しい“もちもち”食材

粒状のタピオカと飲み物との多様な組み合わせでブームが広がった
粒状のタピオカと飲み物との多様な組み合わせでブームが広がった

 食の世界でこの1年に最も話題を呼び、世相を反映した「今年の一皿」にタピオカが選ばれた。地域や世代を問わず人気が広がり、ブームを超えて社会現象に。おしゃれで今どき、というイメージがあるが、実は古くから日本の食文化との関わりが深い食べ物だ。(榊聡美)

「食べる」へ拡大

 今年、大人気を集めたのが、もちもちとした食感がクセになる丸い粒状のタピオカだ。紅茶や抹茶など、多様な飲み物との組み合わせが楽しめる専門店が全国に続々とオープンし、行列が絶えなかった。

 写真に収めてSNSに投稿する楽しみも加わり、ブームが拡大。タピオカ入りドリンクを飲むことを意味する「タピる」は流行語になった。さらに、飲食店ではかき氷やパンケーキ、ラーメンなどに粒々をトッピングした新感覚のメニューもお目見えした。

 食に関する調査・研究を行う「ぐるなび総研」(東京都千代田区)は、こうした広がりを評価して「今年の一皿」に選定した。

うどんや和菓子にも

 タピオカは、キャッサバというイモから抽出したでんぷんのことで、粒状に加工したものは、正しくは「タピオカパール」と呼ばれる。キャッサバはアフリカや南米など熱帯地域で盛んに栽培され、近年は国内でも作られている。

 これまでにも、平成の初めにはタイ料理を中心としたエスニックブームから、「タピオカココナツミルク」が人気を集めた。だが、タピオカはもっと古くから日本で親しまれてきた食材だという。

 「日本人が好む『もちもち』『もっちり』といった食感を、長年支えてきたのがタピオカです」

 食文化に詳しい、同志社女子大非常勤講師でフリーライターの長友麻希子さんはこう指摘する。

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