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ノーベル賞の吉野さん帰国 「無事に終わってほっとした」

ノーベル化学賞を受賞、帰国してメダルを手に記者会見した旭化成の吉野彰名誉フェロー。右は妻の久美子さん=15日午前、成田空港(酒巻俊介撮影)
ノーベル化学賞を受賞、帰国してメダルを手に記者会見した旭化成の吉野彰名誉フェロー。右は妻の久美子さん=15日午前、成田空港(酒巻俊介撮影)

 ノーベル化学賞を受賞した吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)が15日午前、授賞式が開かれたスウェーデン・ストックホルムから帰国し、成田空港で記者会見した。吉野さんは「長かったようで、あっという間だった。無事に終わってほっとしている」と笑顔で語った。

 現地で一番印象深かったのは、地元の小中高など4校を訪問したことで、子供たちが地球環境の変化に恐怖を抱いているように思え「環境問題への関心をひしひしと感じた」と指摘。リチウムイオン電池の環境への貢献などを話すと「安心したように見えた」という。

 記者団の求めに応じ、授与されたメダルを披露しながら「純金ということもあるが本当にずっしり重い。私だけでない(リチウムイオン電池開発に関わった)いろいろな人の努力の重みと、環境問題への責務の重みの両方を感じる」と述べた。

 今後の活動について「日本の科学技術研究や大学教育がどうあるべきか、旗振り役として道筋をつける責任を果たしていきたい」などと意欲を見せた。ただ、行事がめじろ押しの海外滞在だったためか「今は、きつねうどんが食べたい」と笑った。

 会見には、同行した妻の久美子さん(71)も出席。「授賞式での晴れ姿は落ち着いていて、喜びをかみしめながら立派な態度だった」と振り返った。

 また久美子さんは「同行した孫たちから『じいじ、ノーベル賞おめでとう。スウェーデン楽しかった』と書いた手紙をもらった」と明かし、吉野さんは「読んだら、うるるんときた」と照れくさそうに語った。

 吉野さんは5日に成田空港を出発。ストックホルムでは授賞式でカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を受け取ったほか、開発したリチウムイオン電池についての記念講演や晩餐(ばんさん)会、ノーベル博物館訪問など多くの行事をこなした。

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