PR

ライフ ライフ

【負けるもんか】車いす陸上7冠目指すタチアナ選手 障害者選手機会均等にも尽力「できないことなんてない」

 その孤児院でも、満足な生活を送ることはできなかった。車いすも与えてもらえず、移動は逆立ちなど手を使うしかなかった。「適切な診療を受けることもできなかった」と振り返る。

 そんな彼女に転機が訪れたのは6歳の時だった。米国の政府職員として孤児院を視察したデボラ・マクファデンさん(63)と出会い、養子として迎えられた。

 米国で生活は一変した。車いすを与えられ、初めて学校にも通った。そこでスポーツと出会った。体力づくりに、車いすバスケや水泳、アイスホッケーなどに挑戦。なかでも「出会った瞬間に魅せられた」という陸上にはまった。

 15歳で出場したアテネ大会で100メートルで銀、200メートルで銅メダルを獲得。「社会の一員として認められたような感じがした。人生に大きな希望や目標を持てるようになった」

■ ■ ■

 ただ、差別もあった。入部した高校の陸上部では健常者の生徒に交じって競技することは禁じられた。車いすの走行は他の生徒にとって危険というのが理由だったという。

 「21世紀にもなってまだこんな差別が残っているなんて衝撃だった。自分より若い世代のためにも、こういう偏見を解消しなきゃいけないと思った」

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ