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【負けるもんか】車いす陸上7冠目指すタチアナ選手 障害者選手機会均等にも尽力「できないことなんてない」

車いす陸上女子のタチアナ・マクファデンさん=東京都世田谷区の区立総合運動場陸上競技場(萩原悠久人撮影)
車いす陸上女子のタチアナ・マクファデンさん=東京都世田谷区の区立総合運動場陸上競技場(萩原悠久人撮影)

 短距離、中距離、そしてマラソン…。それぞれの種目でトップ選手がしのぎを削りあう陸上競技界で、米国の車いす陸上女子、タチアナ・マクファデンさん(30)は、100メートルからマラソンまで幅広い種目で活躍する。パラリンピックで2004年アテネ大会以降、夏季・冬季をあわせ、17個のメダルを獲得。リオデジャネイロ大会では出場した7種目のうち6種目でメダルを勝ち取った。

 ボストン、ロンドン、シカゴ、そしてニューヨークシティと、世界4大マラソンを制覇する「グランドスラム」を4度も達成している。そんな超人的な彼女を、人はこう呼ぶ。

 「ビースト(野獣)」。

 来年に迫る東京のパラの目標を、ビーストは、どう見据えているのか。「少しクレージーと思われるかもしれないけど、リオで実現できなかった7種目制覇を目指すわ。開会式から閉会式まで、ずっと忙しくしていると思う」。そう言って、いたずらっぽく笑う。

■ ■ ■

 「冷戦」末期の1989年4月、旧ソビエト連邦のレニングラード(現ロシア・サンクトペテルブルク)に生まれた。

 当時、国内では長年続いた共産主義体制が崩壊しつつあり、政治経済が混乱した状況が続いていた。二分脊椎症による先天性下半身不随で生まれてきた彼女を、養う余裕は家庭にはなく、生後すぐに孤児院へと預けられた。

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