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【本郷和人の日本史ナナメ読み】戦国の小笠原氏(上) 信長は「歴史的人間」の一人だった

 一方の小笠原氏は信玄の攻勢を支えきれずに次々と所領を失っていき、天文19(1550)年には本拠である林城(長野県松本市)が陥落。国外に逃れて、京都の将軍家や各地の戦国大名家のもとを転々とする生活に入ったのでした。(次週に続く)

 ■小笠原氏を迎え入れた?芦名盛氏

 1521~80年。芦名家第16代当主。会津地方を領した戦国大名。軍事に優れ、芦名家の全盛時代を現出した。信濃を退去した小笠原長時は客将として盛氏に迎えられ、会津で亡くなったとされる(長時の墓は会津にある)。だが長時が会津へ向かったのは本能寺の変の後のことであるから、その時には盛氏は死去しており、計算が合わない。

【プロフィル】本郷和人

 ほんごう・かずと 東大史料編纂所教授。昭和35年、東京都生まれ。東大文学部卒。博士(文学)。専門は日本中世史。

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