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千葉舞台の紙芝居を創作 名馬と少年の物語 作者の坂井さん「郷土に誇りを」

紙芝居「たすけとヒコ」を公演する鈴木愛子さん(左)と坂井晶子さん=千葉県船橋市(塩塚保撮影)
紙芝居「たすけとヒコ」を公演する鈴木愛子さん(左)と坂井晶子さん=千葉県船橋市(塩塚保撮影)

 千葉県を舞台にした紙芝居を紙芝居作家、坂井晶子さん(48)が創作している。「たすけとヒコ」は江戸時代の小金牧(こがねまき、馬放牧場)を題材にした少年と名馬の物語だ。ゆかりの地、船橋市で紙芝居の公演を行い、子供たちに好評だった。

 坂井さんは船橋市内で小金牧の歴史を記した表示板を見て強い関心を抱いた。江戸時代、軍馬などを育成するため、広大な台地に放牧場が設けられていた。坂井さんは聞き取り調査などを行って構想を練り、紙芝居を創作したという。

 物語は気の弱い少年、たすけが名馬、ヒコと出合う。ある日、ヒコが逃げ出し、たすけは後を追う。夜、原っぱでようやくヒコを見つけるが、凶暴な山犬の群れが現れる。

 紙芝居の公演は船橋競馬場・ファミリーラウンジで行われた。鈴木愛子さん(34)が臨場感たっぷりに物語を読み上げる。坂井さんが子供たちと一緒にお椀(わん)を使って馬が駆ける擬音を立て、盛り上げていく。習志野市の女子児童は「山犬が出てきたところが面白かった。馬が助かってよかった」と笑顔で話していた。

 坂井さんは「子供たちにとって物語が身近な存在であるようにと、少年を主人公に設定した。江戸時代の小金牧のことをもっと知ってもらって、郷土の歴史を誇らしく思ってほしいとの願いを込めて創作した」と語る。

 坂井さんはこの作品の他、江戸時代、房総半島を襲った津波を題材にした「大波百人」や行徳地区(市川市)の塩田を舞台にした「塩じいさん」を創作している。作品は船橋市内などの図書館にも収蔵されている。小学校などの読み聞かせ活動の教材としても活用できるという。

 坂井さんは「次は佐倉市を舞台にした新作に取り組みたい」と意欲を示している。

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