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【ソロモンの頭巾】マリンプラスチック 外洋ヨットレースで調査協力 長辻象平

JAMSTECの千葉早苗さんが乗り組む伴走艇「みらいへ」。パラオには年明けの1月14日に到着する(みらいへ提供)
JAMSTECの千葉早苗さんが乗り組む伴走艇「みらいへ」。パラオには年明けの1月14日に到着する(みらいへ提供)
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 海に流れ出たプラスチックによる海洋汚染が新たな地球環境問題としてクローズアップされている。

 とりわけ、波や紫外線で微小な破片となって拡散するマイクロプラスチックの実態把握が重要だ。

 その科学調査に乗り出した海洋研究開発機構(JAMSTEC)に、日本から南太平洋のパラオを目指す国際外洋ヨットレースが協力する。

 日々の暮らしの中で使われるプラスチックによる環境問題の解決に目を向けたオーシャンスポーツ界の新たな取り組みだ。

パラオへ3千キロ

 このイベントは「2019-2020 日本-パラオ親善ヨットレース」。

 今年がパラオ共和国の独立と日本との国交樹立から25周年に当たることを記念して神奈川県セーリング連盟などが準備した。

 今月29日に参加7艇が横浜港を出発し、年をまたいで約2週間、ノンストップで約3千キロ南のパラオ島西岸のフィニッシュラインを目指す。

 レースの伴走艇として同行する帆船「みらいへ」(230トン)にはJAMSTECの海洋プラスチック動態研究グループリーダーで主任研究員の千葉早苗さんが同乗してマイクロプラスチックの採集に当たる。

JAMSTECの千葉早苗さん
JAMSTECの千葉早苗さん
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 船内にセットするドイツ製の採集装置は靴箱ほどの大きさで重さは5キロ。

 走りながらポンプで吸い上げた海水中のマイクロプラスチックを(1)0・03~0・1ミリ(2)0・1~0・3ミリ(3)0・3ミリ以上-の3段階のサイズにフィルターで濾(こ)し分ける。採集は半自動で朝と夕の各1時間。

 プランクトンネットと異なり、荒れた海のヨットでも使えるので、同じ装置がこのレース実行委員会の事務局長で、レースに参加する新田肇さんの愛艇「トレッキー」にも装備される。計2基による採集だ。

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