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【劇場型半島】韓国受験生乗せ校門に突っ込んだパトカーは“美談”か

 命に関わる「公的行為」を前に、なぜ「私」を抑えようとしないのかとあきれたり、不思議に感じたりする。ただ、今回はおそらく「受験生が乗っている」と聞いて周囲の車は他の公的車両に対して以上に率先して道を譲っただろう。韓国社会で受験は「私的な行為」とはみなされず、絶対的に近い価値を置かれているからだ。

 日本文化にも詳しい知り合いの韓国人記者は、違和感は理解できるが、韓国人としては受験が絡むこの話題は非難できず、現場にいれば、自分も拍手していたのではないかと説明する。

「約束守れ」繰り返しても通じず

 日韓関係悪化の最大の要因となったいわゆる徴用工判決では、韓国側は「強制労働は人道に対する罪であり、日本側は賠償すべきだ」という論理を押し通そうとする。優先すべき「人類の普遍的な価値だ」とも強調するが、日本の最高裁は賠償請求を棄却しており、裏を返せば、一方の国の内輪の都合にすぎない。

 これに対し、日本は、1965年の日韓請求権協定や、韓国がほごにしようとしている慰安婦問題をめぐる2015年の日韓合意という国同士の約束やルールを守ることから始めるべきだと繰り返す。全く価値観が食い違っているのだ。

 韓国人に「約束やルールを守れ」と唱えてもピンと来ず、「それより大事なものがあるだろう」と反論されるのがオチだ。単に「約束を守れ」というフレーズを繰り返すだけでなく、例えば、受験生を送り届けるために警察官はルールを破るべきなのかという疑問に関し、日本人の考えを説明してみるのも行き違いを解くきっかけになるかもしれない。

 分かり合えなければ、放っておけばいい-では済まない。徴用工判決のように、ときとして大事な価値観や国益さえも脅かされることがあるのだから。

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