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【節約家計簿】万が一、隣室から火災の被害受けたら

 少し前、知人のマンションで80代の女性がキッチンの壁を焦がすボヤを出しました。女性は独り身で、認知症の可能性があるとのこと。すでに3回目のボヤ騒ぎだそうで、隣接した部屋に住んでいる住民は、気が気ではないそうです。

 ところで、隣室などから被った火災について、補償が受けられるか、否かを知っていますか。他の部屋から火災被害を受けても、発生元の部屋の火災保険では、火事そのものの補償は受けられません。失火責任法によって、重大な過失がない限り、火を出した人は賠償責任を問われないとされているからです。そのため、隣家の火事でも自分が加入している火災保険で補償を受けることになります。ただし認知症の人に同居家族がいる場合、その家族が監督責任を問われ、賠償責任を負わされる可能性はあります。

 火事を出した人の火災保険から火災保険金は受け取れませんが、失火見舞費用保険金(1事故につき、30万円程度など)が受け取れるケースはあります。また、出火元の人が火災保険に「類焼損害補償特約」を付けていれば、一定額まで保険金が受け取れ、自分が出火元になる場合に備えて、火災保険に付けておきたい特約ともいえます。

 高齢になると住宅ローンの返済が終わり、加入していた火災保険が満期を迎えるご家庭も多くなります。その後、新たな契約を結んでいないご家庭もあります。火災保険の契約がないご家庭が火事を出すと、自分の家はもちろん、被害を与えた家に対して保険金などで補填(ほてん)ができません。寒さが厳しくなると、暖房機器の使用時間が増え、火災のリスクは高まります。火災保険の補償内容を確認するとともに、ひとり暮らしの高齢者は、万が一の救急搬送に備えて、玄関ドアの内側に「緊急連絡先」を書いた紙を貼っておくこともおすすめします。 (ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)

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