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【書評】『総会屋とバブル』尾島正洋著

 かつて総会屋と呼ばれるアウトローたちが跋扈(ばっこ)していた時代があった。上場企業の株を購入して株主総会に乗り込み、経営陣に揺さぶりをかける。ときに膨大な質問状を送りつけ、総会の直前に突如取り下げる。あるいは経営側に立って総会を仕切る-。目的はもちろんカネだ。

 バブルという狂乱景気の中で甘い汁を吸った彼らだが、度重なる法改正やコンプライアンス意識の浸透により、ほぼ“絶滅”に追い込まれた。その足跡は、事なかれ主義に染まった企業の裏面史でもある。生々しい証言を引き出す著者の取材力が際立つ。(文春新書・800円+税)

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