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8社寺でわび茶の「珠光茶会」、2月奈良で

珠光茶会のためにブレンドされた高級煎茶=奈良市
珠光茶会のためにブレンドされた高級煎茶=奈良市
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 奈良で「わび茶」を創始したとされる室町時代の茶人、村田珠光(じゅこう)をしのび、全国から各流派の茶人が集う「珠光茶会」が来年2月5~9日の5日間、春日大社や東大寺など市内の8社寺を中心に開かれる。珠光茶会のために特別にブレンドされたお茶の振る舞いや、市内の蔵元自慢の新酒が堪能できる「日本酒茶会」も前回に続いて実施される。

 観光のオフシーズンとなる冬の奈良を盛り上げ、日本の文化である茶道に親しんでもらおうと、市や8社寺の代表らでつくる実行委が主催し、来年で7回目となる。

 春日大社「桂昌殿」や元興寺「禅室」(国宝)など、普段は立ち入ることができない場所で、お茶を堪能できる貴重な機会となっている。7流派が一堂に会する「七流派 おもてなしの共演」(2月7日・春日大社)は各流派の異なる作法を同時に鑑賞することができる。

 また、お茶の製造・販売を手がける「グリーンウェーブ月ケ瀬」が、珠光茶会のために特別にお茶をブレンド。甘みの強い「やぶきた」をベースに、色鮮やかで苦みと渋みがある「おくみどり」などをブレンドし、日本茶らしい爽やかな味わいに仕上げた。7日を除く各日の点心席で振る舞われ、販売も行う。同日は大和抹茶「神野の白」の振る舞いと販売がある。

 日本酒茶会では、奈良の地酒4種に加え、奈良市と友好都市提携して10周年を迎える宮城県多賀城市の古代米酒「おもわく姫」も味わえる。

 実行委の会長を務める春日大社の花山院弘匡(かさんのいん・ひろただ)宮司は「ゆったりと時間の流れる奈良でお茶を楽しんでいただくことで、日本人の原点を味わっていただけると思う」と話している。

 お茶券は千~5千円で、今月4日から予約販売を開始する。なら100年会館(奈良市)の窓口や電話(0742・34・0111)、同館ホームページなどから予約できる。

 茶会に関する問い合わせは奈良市観光戦略課(0742・34・4739)。

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