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「エミシの土器」が東京・多摩で出土 強制移住示す根拠か 坂上田村麻呂、アテルイら活躍の時代

 土器などが出土したキャンパスは多摩丘陵にあり、東京都や埼玉県、神奈川県北部を含む「武蔵国」の国府(東京都府中市)や国分寺・国分尼寺(国分寺市)からも近い。付近には街道があり、馬を育てる牧場もあったと推定されており、武蔵国の政治、経済、宗教の中心地から近い位置だったとみられる。

 建物跡付近からは、皮をなめすのに使ったとみられる石器や牛の骨も多数見つかった。当時、皮をなめすのに牛の骨髄を使う技法があり、革製品を作っていたことがうかがえるが、この建物が使われた期間は長くなかったとみられるという。

 「周辺と同化したのか、別の場所に再度移住させられたのか。いずれにせよ、数世代も使われたとは思えない」。同館学術情報グループの堀越峰之さんはこう話し、「これまで関東で出土した土器をエミシに関連づける視点は乏しかった。今回の発見を基に従来の発掘成果を洗いなおせば、よりエミシの広がりが分かるのでは」と期待を込めた。

 出土した土器など約250点は帝京大総合博物館で来年1月14日まで展示されている。入場無料。日曜祝日閉館だが臨時開館日あり。問い合わせは同博物館042・678・3675。

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