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【話の肖像画】大阪弁は楽器のひとつ シンガー・ソングライター BORO(65)(3)

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中学時代にシンガー・ソングライターを志した
中学時代にシンガー・ソングライターを志した

 〈小・中学校は地元の兵庫・伊丹市の公立校へ。詩が好きで、音楽が好きで、絵が好き。そんな芸術家肌の少年だった〉

 姉が聴いていたレコードで、プレスリーとかグループサウンズのスパイダースとかを聴いたのが最初です。中学でブラスバンド部に入ってから、ミュージシャンになりたいと思いました。トロンボーンを吹いていて、最初はバンドマンに憧れましたが、中学2、3年のころにはシンガー・ソングライターになりたいと思うようになりました。

 〈論理的に分析、思考する子供だった。音楽に携わる仕事を目指す中で、関西出身は自分の特性ととらえ、自身の「売り」について考えた〉

 大阪(関西)弁は、楽器のひとつだと思っているんですよ。大阪弁という楽器だと。中学生のときに、大阪というか関西というか、自分の独創性、自分にしかできない楽器とかを絵や文字で描いてみました。パーカッションでいえば、ドラムはアメリカからきたものですから、自分の独創性はドラムではない。大阪の打楽器というと樽(たる)の裏。ドラムみたいに樽を並べた絵を描いて、大阪独特の楽器はこれだと。中学生なりの考えでね。その最後に「大阪弁」って書いているんですよ。楽器のひとつとして。

 ニューヨーカーというのはファンキーな(陽気でイカした)人たちとして世界でも有名ですけど、大阪ミナミのね、戎橋(えびすばし)あたりにいる人たちのほうが10倍ファンキーだと思いますよ。何でかというと大阪弁なんですよ。「元気かぁ」「おまえはどやねん」「ぼちぼちや」て。大阪弁の中には素粒子みたいなものが含まれていて、発信された瞬間に笑顔が広がる。そこからお笑いの文化もできました。お笑いのトークの技術とかではなく、大阪弁そのものに笑顔のエッセンスが含まれている。その発想の中に楽器としての要素があります。

 〈高校は大阪・箕面(みのお)へ。プロのミュージシャンを意識し、卒業後は東京の音楽専門学校に通い、ザ・スパイダースのメンバー、かまやつひろしの父親のジャズ歌手、ティーブ・釜萢(かまやつ)に師事した〉

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