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単眼鏡で堪能「鳥の巣ハント」精緻な筆跡 ラファエル前派の軌跡展

話題の「ラファエル前派の軌跡展」。単眼鏡の貸し出しもあり、肉眼では判別しづらい部分も鮮明に鑑賞できる(貸出料金500円)
話題の「ラファエル前派の軌跡展」。単眼鏡の貸し出しもあり、肉眼では判別しづらい部分も鮮明に鑑賞できる(貸出料金500円)

 英国を代表する美術評論家ジョン・ラスキンの生誕200周年を記念した「ラファエル前派の軌跡展」( https://prb2019.jp )が、大阪市阿倍野区のあべのハルカス美術館で開催されている。ターナーや、ラファエル前派の画家らを擁護、支援し、さらには世界規模で広がるアーツ&クラフツ運動の芽生えをも促したラスキン。彼のまなざしを通して、19世紀の英国美術史を一望する展覧会だ。

■日本初の公開「記憶の女神」や、ハンディ超えた“ハントの魂”…話題の展覧会

 ウィリアム・ヘンリー・ハント(1790~1864年)も、ラスキンが評価した画家のひとり。自然観察の重要性を説いたラスキンは、ハントの作品を手本とするよう熱心に説いたという。果物や花などの静物画を得意としたハントだが、中でも彼の描く鳥の巣は高く評価されており、「鳥の巣ハント」という渾名(あだな)がついたほどだ。

 彼の静物画は、一見戸外で実際の自然を観察して描かれた作品のように見えるが、実際はアトリエの中で描かれている。生け垣や野原から見本が持ってこられ、コケの生えた土手を思わせる即席の背景の前に配置された。このような制作方法がとられたのは、ハントが生まれつき身体に障害があり、動き回るのが実質的困難だったからといわれており、そんな“画家の魂”が込められた精緻な筆跡も楽しめる。

 日本初公開となるダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(1828~82年)の「ムネーモシューネー(記憶の女神)」も展示されているラファエル前派の軌跡展は、12月15日(日)まで休館日なしで開催中。開館時間は10時~20時(月曜・土曜・日曜・祝日は18時に閉館)。

 問い合わせは、あべのハルカス美術館(06・4399・9050 https://www.aham.jp )。

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