PR

ライフ ライフ

ドイツ出身の興福寺僧 難関の口頭試問「竪義」を突破

難関の竪義を突破したザイレ暁映さん=15日、奈良市の興福寺
難関の竪義を突破したザイレ暁映さん=15日、奈良市の興福寺
その他の写真を見る(1/2枚)

 ドイツ出身の興福寺(奈良市)僧侶、ザイレ暁映(ぎょうえい)さん(41)が、一人前の学僧となるための口頭試問「竪義(りゅうぎ)」に挑み、難関を突破して満行(合格)を果たした。寺によると、外国人の合格は異例といい、ザイレさんは「厳しいが、終わると寂しい。新たな課題を与えられた気分」と気持ちを新たにした。

 竪義は法相宗の僧侶が生涯に1度だけ受験できる口頭試問。千年を超える歴史があり、法相宗の宗祖、慈恩(じおん)大師の遺徳をしのぶ法要「慈恩会」に合わせて実施される。興福寺僧侶の受験は8年ぶりだった。

 ドイツ・ハンブルク出身のザイレさんは、米カリフォルニア大バークレー校で日本の古典文学を専攻した後、大阪外国語大(現大阪大外国語学部)大学院に留学。さらにバークレー校大学院で学んだ後の平成22年に来日した。龍谷大の客員研究員を経て、興福寺で得度した経歴の持ち主だ。

 教義に関する問答が行われる竪義は、膨大な量の漢文暗記が求められ、同宗僧侶の登竜門とされる。ザイレさんは10月下旬、寺に籠(こ)もる「前加行(ぜんけぎょう)」入り。横になって眠るのは許されず、食事は朝昼2回だけ。そんな過酷な環境下で経典を学び、境内の諸堂や法相宗擁護の神である春日大社にも参りながら、3週間以上にわたって修行に励んだ。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ