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「ゾウは、いません」消える人気動物、迫られる動物園改革

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 希少種の保全と動物の福祉に対する意識が高い“動物園先進国”の欧米に対し、「日本は『遅れている』とみられがちだった」と話すのは岐阜大応用生物科学部の楠田哲士准教授(動物園動物繁殖学)。こうした状況を打破するため、日本の動物園では、飼育環境の改善を図る取り組みが加速しつつあるという。

 「国内でも園同士の繁殖協力や施設整備は進んでいる。飼育基準の向上や保全への取り組みを積極的にアピールすることで、海外の動物園との交渉もしやすくなるだろう」と楠田氏はみる。

あの手この手の改革

 実際、各動物園ではさまざまな改革を進めている。

 天王寺動物園では平成28年、野生に近い新たな展示方法や飼育環境改善計画などを打ち上げた改革「天王寺動物園101計画」に着手。今年度からは専門職の「動物専門員」を3人採用。獣医師や飼育員とともに動物の健康管理や飼育方法の改善を行い、動物がより健康で幸せに暮らせる環境整備に取り組んでいる。

 富山市が所有する富山市ファミリーパークでは、ニホンカモシカやホンドタヌキなど日本や富山県が原産の動物を中心に飼育。27年からは、特別天然記念物のニホンライチョウの保護・繁殖に力を入れている。村井仁志動物課長は「単なる娯楽として動物園に来るだけでなく、展示を通して身近にいる動物と共存するという意識をもってもらえたら」とする。

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